メキシコで唯一日系企業が運営する医療機関サボテンファミリークリニックの日本人病院スタッフがお届けするメキシコ生活情報です。今日のテーマは「メキシコの日本では見かけない食材」です。
メキシコにお住まいの日本人のみなさま、駐在や移住をご検討されている日本人のみなさまのお役に立てれば幸いです。
ノパル(Nopal)

サボテンの一種であり、メキシコ料理で頻繁に使用される食材です。メキシコでは「ノパル」と呼ばれています。葉が厚く多肉質であり、食物繊維やビタミンC、カルシウムなどの栄養素が豊富です。炒め物やサラダ、タコスの具材、トルティーヤとして使われることが一般的です。少しネバネバしていて、初めて食べたときは、オクラの仲間かと思いました。
チャプリネス(Chapulines)
メキシコ料理で使われる昆虫の一種で、主にメキシコシティ周辺・南部のオワハカ州で食べられています。イナゴの仲間であり、塩や唐辛子で味付けされていることが一般的です。メキシコでは、トルティーヤに包んだり、とうもろこしにのせて食べることもあります。クリスピーな食感と独特の風味があり、メキシコ料理の一部として親しまれています。また、昆虫食なので、栄養価も高く注目されています。
ウイトラコチェ(Huitlacoche)

ムチリャーゴは、トウモロコシの穂に感染するキノコの一種です。日本では「トウモロコシのウツロ」とも呼ばれます。ムチリャーゴはトウモロコシの穂に黒い塊状の菌糸体を形成し、独特の風味を持ちます。メキシコでは、ムチリャーゴをトルティーヤの具材やスープの材料として使用します。コクのある味わいとほんのり甘みがあります。
トゥナ(Tuna)

サボテンの実であり、メキシコ料理でよく使われる果物です。外見はドラゴンフルーツに似ており、鮮やかなピンク色をしています。甘みがあり、ジューシーな食感が特徴です。メキシコでは、そのまま食べるほか、ドリンクやデザートにも利用されます。
タマリンド(Tamarind)


タマリンドはメキシコ料理で一般的なフルーツです。タマリンドは酸味のある果肉を持ち、ジュースやソース、調味料として使われます。メキシコでは、タマリンドをベースにした飲み物やキャンディ、ソースなどが広く楽しまれています。酸味と甘みのバランスが特徴的で、料理に奥深い味わいをもたらします。Agua de Tamalindoがあれば、必ず選びます!

これらの食材は、メキシコ料理の多様性と独自性を反映しています。メキシコの食文化を探求する際に、ぜひこれらの食材を試してみてください。