医療

気管支炎🤧

こんにちは🌵
 メキシコで唯一日系企業が運営する医療機関サボテンファミリークリニックの日本人病院スタッフがお届けするメキシコ生活情報です。
今日のテーマは「気管支炎」です。メキシコにお住まいの日本人のみなさま、駐在や移住をご検討されている日本人のみなさまのお役に立てれば幸いです。

 気管支炎とは?

 

 気管支炎は、気管や気管支の粘膜の炎症を指す病気です。インフルエンザウイルスやRSウイルスなどへの感染やマイコプラズマや百日咳菌といった細菌、ガスや微粒子などの刺激も原因になることがあります。

症状

 一般に感染症による気管支炎は、鼻水、喉の痛み、疲労、悪寒といった風邪のような症状から始まり、咳が出始める。やや高い熱(37.5~38度)に伴って背中や腰の痛み、筋肉痛が現れることもある。咳は最も治りにくい症状で、治まるまでに2~3週間、またはそれ以上かかることもあり、ときに喘息や肺炎などへと移行する場合もある。

◯急性気管支炎

 通常、急性気管支炎は、ウイルス感染によって発生します。上気道炎症状(風邪症状)が出てから3~5日後に気管支炎が発症します。風邪の症状がみられた後に咳が出る場合は、一般に急性気管支炎を疑います。
呼吸器症状としては、強い咳(初期には乾いた咳であり、そのあと痰の絡んだような湿性咳嗽となる)、痰があり、子どもでは、もともと気管支が細いことから喘鳴(ぜいめい・息を吐く時に生じるヒューヒューという呼吸音)を伴うことも多くなります。
通常、ウイルスによる場合が多いのですが、一旦解熱したあとに再び発熱する、発熱期間が長い、全身状態が悪化してくるといった症状が認められる場合は、細菌感染の合併が疑われます。
喫煙者や肺疾患の持病があると繰り返し感染を起こすリスクが高くなります。

◯慢性気管支炎

 慢性気管支炎は、原因不明の咳や痰が1年のうちに3か月以上持続し、なおかつそれが2年以上続いている場合を指します。あらゆる検査を行って、それでもはっきりとした原因がわからないときに慢性気管支炎と診断されることになります。慢性気管支炎の原因としては、アレルギーなどの環境的なもの、空気中の有害物質、受動喫煙を含めた喫煙で気管支に炎症が起こり、その症状が続くことがあげられます。

 メキシコでの対策

 メキシコの乾燥した環境では、喉や気管が乾いているため、痰が正常に排出されず、咳や胸部の不快感が引き起こされる可能性があります。また、乾燥した空気を吸い込むことで、気道の刺激が増加し、炎症が悪化することもあります。さらに、メキシコでは季節の変化に伴う寒暖差が大きい地域もあります。寒冷な気温から急に暖かくなると、気道の収縮や拡張が頻繁に起こり、炎症が悪化する可能性があります。OXXOやショピングモールなど冷房がある施設から外にでる時や、寒暖差の激しい季節には、特に注意が必要です。

 メキシコで過ごす際には、十分な加湿や適切な保湿ケアを行うことが重要です。また、寒暖差の激しい季節には、適切な服装や体調管理を心掛けることも大切です。

(H.M)

サボテンファミリークリニック!

メキシコに3院(レオン・イラプアト・ケレタロ)展開中の当院は、お子様から大人までの一般診療(内科、小児科ほか)、皮膚科、眼科、婦人科、泌尿器科等の初期対応、健康診断、各種予防接種ワクチンにも対応した日本人医療通訳常駐の総合診療クリニックです。

海外旅行保険のメディカルキャッシュレスサービス、クレジットカード付帯保険もご利用頂けます。付帯の有無やご利用の条件については当院でお調べいたしますので、予約時にお申し付けください。

また、当院では、化粧品や気候による肌トラブルの治療にも対応いたします。提携の美容クリニックで、治療を受けていただくことも可能です。お気軽にご相談ください。

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