医療

メキシコでの睡眠にお悩みですか? ~メキシコに駐在する日本人が気をつけたい睡眠障害~

メキシコで唯一日系企業が運営する医療機関サボテンファミリークリニックの日本人病院スタッフがお届けするメキシコ生活情報です。今日のテーマは「睡眠障害」です。
メキシコにお住まいの日本人のみなさま、駐在や移住をご検討されている日本人のみなさまのお役に立てれば幸いです。

メキシコは美しい自然や文化、そして人々の温かさで知られる魅力的な国です。しかし、異文化や気候の変化、仕事のストレスなど、駐在生活にはさまざまな課題が存在します。その中で、睡眠障害は日本人駐在員にとって深刻な問題となることがあります。
本コラムでは、メキシコに駐在する日本人が気をつけるべき睡眠障害について、その原因や対策について考察します。

睡眠障害の原因

時差ボケ:メキシコと日本の時差は大きく、適応するまでに時間がかかることがあります。

文化的な違い:メキシコでは、しばしば夜遅くまでパーティー(スペイン語でフィエスタ)が開かれ、その騒音や明るさが睡眠を妨げることがあります。

ストレス:新しい環境や仕事のプレッシャーによるストレスが、睡眠の質を低下させることがあります。

睡眠障害の種類

不眠症:入眠困難や中途覚醒が続く症状で、ストレスや環境の変化によって引き起こされることがあります。

睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に一時的に呼吸が止まることによって特徴付けられます。これは、上気道の閉塞や中枢神経系の問題によって引き起こされる場合があります。主な症状には、ひどいいびきや昼間の眠気が含まれます。CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)や口腔内装置などの装置を使用した治療が一般的です。

遅延睡眠相症候群:文化的な違いや生活習慣の変化によって、睡眠のリズムが乱れることがあります。

CPAP療法

睡眠障害の対策

生活習慣の改善:規則正しい生活リズムを作り、睡眠環境を整えることが重要です。例えば、就寝前にリラックスするためのルーティンを作ることや、静かで暗い寝室を確保することが有効です。

ストレス管理:ストレスを軽減するために、適度な運動やリラクゼーション法を取り入れることが効果的です。また、仕事とプライベートのバランスを取ることも重要です。

時差ボケ対策:メキシコへの到着前に、時差ぼけを最小限にするための対策を取ることが大切です。飛行機内での適切な睡眠や、到着後の日光浴などが有効です。

サポートと専門家への相談

健康管理:メキシコでの駐在期間中は、自身の健康管理に積極的に取り組むことが重要です。定期的な健康チェックや、睡眠障害に関する相談をすることで、早期の対策をとることができます。

専門家の支援:睡眠障害が継続する場合は、専門家である医師や睡眠専門のカウンセラーに相談することをおすすめします。適切な治療やアドバイスを受けることで、駐在生活をより健康的に過ごすことができます。

T.T

おわりに

メキシコに駐在する日本人の方は、睡眠障害に注意を払う必要があります。文化や環境の変化、時差ボケ、ストレスなどが原因となり、不眠症や睡眠時無呼吸症候群などの問題が発生する可能性があります。しかし、生活習慣の改善やストレス管理、時差ボケ対策を行うことで、睡眠の質を改善することができます。

さらに、健康管理や専門家のサポートを受けることも重要です。睡眠障害に関する情報を正しく理解し、適切な対策を講じることで、駐在生活をより充実させることができるでしょう。

睡眠障害でお悩みの方は、まずはご相談ください!

メキシコに3院(レオン・イラプアト・ケレタロ)展開中の当院は、お子様から大人までの一般診療(内科、小児科ほか)、皮膚科、眼科、婦人科、泌尿器科等の初期対応、健康診断、各種予防接種ワクチンにも対応した日本人医療通訳常駐の総合診療クリニックです。

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