こんにちは!メキシコのレオン・イラプアト・ケレタロの病院、サボテンファミリークリニックです。
みなさん、夏に向けて日焼け対策はしていますか?
メキシコは1年中日差しの強い国です。夏はもちろんのこと、日焼けを防ぐためには普段からの日焼け対策がとても重要になってきます。
とはいえ、メキシコで買える日焼け止めの種類は日本に比べて少なく、選ぶのに苦労しますよね。
今日は、日焼けどめ選びに役立つ、日焼け止めの効果と選び方をご紹介します。
日に焼けるとどうなる?
日焼けは、太陽の光の中に含まれる紫外線が皮膚に当たることで起こります。紫外線は目に見えない光の一部で、太陽から放射されています。
紫外線にはUVAとUVBの2つの主要な種類があります。UVAは長波長の紫外線で、肌の深部に浸透し、シワやたるみの原因になります。UVBは短波長の紫外線で、皮膚表面に影響を及ぼし、シミ・そばかすの原因になります。

日焼けは、紫外線にさらされた皮膚が、防御のためにメラニンという色素を作り出すことで起こります。メラニンは、紫外線から私たちの肌を守る役割を果たしています。日焼けした肌は、メラニンの産生が増えることによって、茶色くなるというわけです。
日焼けは一時的なものではありません。紫外線に長くさらされることで肌が老化したり、皮膚がんのリスクを高めることもあります。
特にメキシコは、1年中日差しの強い国。だからこそ、日々の日焼け対策をしっかりと実践することが大切です。
SPFとPA
日焼け止めのパッケージでよく見るSPFとPA、これらは日焼け止めの効果を示す指標です。
SPF(Sun Protection Factor)は、主にUVBに対する保護効果を表します。
数字が大きいほどUVBからの保護が高いことを示します。たとえば、SPF 30の日焼け止めは、日焼けのリスクを約30倍低減すると言われています。
※メキシコではSPFはFPS(エフェペエセ)と称されることが多いです!
一方、PA(Protection Grade of UVA)は主にUVAに対する保護効果を示します。
PAは「+」の数によって4段階で表され、「+」の数が多いほどUVAからの保護が高いことを示します。
そう言われると、ついSPF・PAともに高い数値のものを選んでしまいそうになりますが、数値の高いもの=肌に与える負担も大きくなってしまいます。そこで大切なのは、シーンや時間帯に合わせて日焼け止めを選ぶことです。
日焼け止めの選び方
■家にいるとき、夕方~夜の外出用
SPF10〜20、PA++
家にいるときでも窓から入る日差しや目に入る紫外線で日焼けしてしまいます。お出かけの有無に関わらず、スキンケアのあとに日焼け止めを塗る習慣をつけると、より効果的な日焼け対策ができます。
《おすすめ日焼け止め》


⇧ 優しい成分と保湿力が人気のAvène(アベンヌ)からは、SPF20の保湿クリームが販売されています。肌の負担を最小限に抑えながら日焼け対策をすることができます。
■買い物やお迎えなどちょっとしたお出かけ用
SPF30以上、PA+++
日中外に出る機会がある日でも、ちょっとした買い物やお子さんの送り迎えであればSPF30程度の日焼け止めが最適です。しっかりと紫外線からお肌を保護しながらも肌負担を軽減できる使い勝手のいい日焼け止めは1本持っておくと安心ですね。
《おすすめ日焼け止め》

⇧ POND’Sから販売されているSPF30の日焼け止めはビタミンB3とビタミンB6を配合しています。ビタミンB3は通称ナイアシンアミドと呼ばれるシワ対策に欠かせない成分です。一方ビタミンB6は肌のターンオーバーを活性化させ、皮脂の分泌を調整する効果があります。スキンケアをしながら日焼け対策もできる優れものです。
■旅行やイベントなどへのお出かけ用
SPF50以上、PA++++
1日中外にいるようなお出かけの日には、やはりSPF50といった効果の高い日焼け止めを使うことをおすすめします。塗り直しができるよう、持ち歩きやすい低用量のものを選ぶとよいですね。
《おすすめ日焼け止め》

⇧ CetaphilのSPF50+の日焼け止めは持ち歩きやすいサイズで塗り直しにもピッタリ。重めのテクスチャーで肌が乾燥するのを防いでくれます。顔・体用ですが塗ったあとは少しテカテカ感が残るので体用にするのがおすすめです。

⇧ 日本でも化粧用下地や日焼け止めの定評が高いLa Roche Posay。こちらの日焼け止めはSPF50+、PA++++と最強ランクのUVカット効果を兼ね備えています。さらに、ベタつきを軽減したマットな仕上がりにしてくれるため、化粧下地としても使用できます。混合肌、脂性肌の方には特におすすめです。
■スポーツ、レジャー用
SPF50以上、PA++++、防水タイプ
スポーツやレジャーのシーンでは、水に濡れたり、汗を沢山かいたりすることを考慮してSPF50以上かつウォータープルーフ効果のある日焼け止めを選びましょう。
《おすすめ日焼け止め》

サボテンファミリークリニックでは皮膚科も対応!
メキシコに3院(レオン・イラプアト・ケレタロ)展開中の当院では、皮膚科関連の診察・治療が可能です。
メキシコ滞在中にお肌のお悩みや異常を感じた際には、当院までお気軽にご相談ください。
また、日焼けによる皮膚炎治療の場合、お持ちの海外旅行保険が適用となる場合がございます。保険をお持ちの場合は、ご予約時にお申し出ください。