メキシコで唯一日系企業が運営する医療機関サボテンファミリークリニックの日本人病院スタッフがお届けするメキシコ生活情報です。今日のテーマは「メキシコで1番美しい街・グアナファトで 行くべきところ5選」です。メキシコにお住まいの日本人のみなさま、駐在や移住をご検討されている日本人のみなさまのお役に立てれば幸いです。
メキシコで1番美しいと言われる街、グアナファトをご存知ですか?
グアナファト州の州都でもあるグアナファトは、その美しい街並みと豊かな文化から観光客に大人気の街です。
今回はそんなグアナファトで絶対に訪れるべきスポット5選を紹介します!
目次
■ピピラの丘
ピピラの丘は、グアナファト旅行で絶対に訪れてほしいスポットです。
ゴンドラまたは徒歩で丘の上まで登っていくと、そこからは美しい街グアナファトの全景を一望することができます。カラフルで鮮やかな町並みは写真映え間違いなしです!

夜にはまた違った景色を楽しむ事ができます。街の光が輝き、まるで映画『リメンバーオブミー』のワンシーンに出てくるかのような幻想的な雰囲気を感じられることでしょう。。

丘の上にはお土産屋さんや軽食の屋台もあります。昼と夜の2回行くことをおすすめします!
夜に行かれる際は、徒歩だと暗く危ない道が多いため(実際にそこで強盗にあった人も…💦)ぜひゴンドラを使用してくださいね。

▲ゴンドラ1回35ペソ
■ウニオン公園
グアナファトの中心部にあるウニオン公園は、いつも人で賑わっています。お菓子や果物、エスキテ(とうもろこしとマヨネーズ、サルサを混ぜたもの)を売る人やお土産屋さん、レストランが集まっており、何をするか迷った際にはまずここへ来れば間違い無いでしょう。

またウニオン公園からサンフランシスコ教会へと続く道は、夜になるとグアナファト大学の学生たちが行き交い、活気に満ちています。
バーやクラブも立ち並び、賑やかな雰囲気が広がります。ここでは地元の学生たちとの交流を楽しんだり、充実したナイトライフを過ごすことができます。
- メキシコの伝統的なお酒Pulqueを試すことができる「El Guiso」
Manuel Doblado, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
- ロック好き必見。生バンドの演奏が楽しめる「Old Jacks」
De Sopena 5, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
- 夜にだけ開店する巨大なタコス屋さん「El potro loco」
Cantarranas #45, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
お帰りの際は、夜道は歩かずUberなどを利用するようにしてくださいね。
■フアレス劇場
グアナファトの街の象徴とも言えるフアレス劇場は、1883年にメキシコの独立戦争の英雄であり、メキシコ共和国初代大統領であるベニート・フアレスに敬意を表して建設されました。

ネオクラシック様式でデザインされており、大理石の柱やアーチ、彫刻や装飾が施されたファサードが印象的です。
入り口には、メキシコの芸術家たちによって制作された美しいフレスコ画があり、待合ホールの傍らにステンドガラスの装飾がおしゃれなバーまで備えられています。

劇場の内部に入ると、豪華なシャンデリアが目を引きます。客席は金色の彫刻で飾られ、上部には美しい天井画が描かれています。フアレス劇場は、いつの時代もその壮大な外観と豪華な内装で訪れる人々を魅了してきたことが伺えます。
また、毎年10月にはセルバンティーノ国際芸術祭が、ここフアレス劇場を中心に行われます。
音楽、演劇、朗読など様々な分野の公演が行われますので、この時期を狙ってグアナファトを訪れるのもおすすめです。
■イダルゴ市場
お土産に迷ったら是非訪れてほしいのがイダルゴ市場です。
バラマキ土産からこだわりの一点ものまで何でも揃います。実は、こちらの建物はもともと駅のプラットフォームだったのです。不思議なつくりだなと思った方も少なくないんじゃないでしょうか。道から向かって左側には食堂が並び、1階は食材や日用品、2階では手工芸品やお土産が販売されています。

中でもおすすめは2階の左側、手前の角から2番目のお店。一見普通の鞄屋さんに見えますが、こちらでは日本人に大人気のセルビン焼きを手軽な価格で販売しています。グアナファトの町中のお店で買うと少し値がはりますが、こちらは市場価格になっていますので、とてもお得です。

店頭に並んでいるもの以外にも在庫がある可能性があります。是非店員さんに
Hay de otro diseño que no están puestos aqui?
(アイ デ オトロ ディセーニョ ケ ノ エスタン プエストス アキ?)
とたずねてみてください。
■グアナファト州立博物館 / アロンディガ・デ・グラナディータス
アロンディガ・デ・グラナディータスは、18世紀に建てられた古い穀物倉庫であり、現在では博物館として公開されています。メキシコ独立戦争の舞台として重要な役割を果たした場所であり、現代においても訪れる人々に貴重な歴史的な体験を提供しています。
石造りの美しい建物で、その重厚な外観からも歴史的な価値を感じることができます。建物の内部で、まず目に入るのは階段の側面から天井に向かって描かれた巨大な壁画です。館内にいくつかある階段ごとにテーマの異なる壁画が描かれています。

博物館の主な焦点は、1810年にメキシコ独立戦争が勃発した際にアロンディガ・デ・グラナディータスが要塞として使用されたことです。この建物は、スペイン軍による包囲攻撃にさらされ、市民や独立運動の指導者たちが籠城していました。博物館では、包囲戦の激しい戦闘の様子や包囲された人々の苦境について詳細に解説されています。
先に紹介した壁画もその様子を描いているものです
また、アロンディガ・デ・グラナディータスでは、メキシコの独立運動の英雄であるミゲル・イダルゴやホセ・マリア・モレロスなど、重要な人物たちに関する展示も行われています。彼らの生涯や貢献について学ぶことで、メキシコの独立戦争の歴史に深く没頭することができます。

例えばこちらは、メキシコ独立戦争の指導者ミゲル・イダルゴの首がさらされたと言われている檻です。
処刑後の1811年に、この檻に入れられ、アロンディガ・デ・グラナディータスの外壁に晒されたと言われています。
この行為は、スペインの植民地支配に抵抗した独立運動の指導者であるイダルゴを戒めるために行われたもので、一般市民や他の反乱者に対して警戒感を与えることを意図していました。
しかし、そんな意図とは裏腹に、彼の処刑は一般市民や独立運動の支持者に大きな影響を与え、彼の死後も独立戦争は続くこととなりました。
彼の努力と犠牲は、メキシコ国民の自由と独立への闘争への貢献として今でも称えられています。
みなさんも是非アロンディガ・デ・グラナディータスを訪れる際にはこちらの展示を探してみてくださいね。
N.H
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